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「英語だけど英語じゃない」フレーズ シリーズ

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こんにちは、FIFOのダグラスです。

日本でよく聞く「テンションが高い」という表現は、何度聞いても、「えっ?早く助けてあげないと!」って思ってしまいます、僕は。

「テンション」というのが英語の単語なんですが、日本人の使い方と英語が母国語の人では使い方が違います。

英語での「tension」の根本の意味は、「張力」、あるいは「引っ張っている状態」です。

例えば、綱引きみたいに縄の両端から引き合うと、その縄がtensionを受けていると言えます、英語では。

     When pulled, the rope broke under tension.
     引っ張ったら、縄が張力で切れた。

「電圧」という意味もありますが、その使い方は珍しいです。

そして人間や社会的な状況に関しては、tensionというのはメンタル的、もしくは感情的なストレスや緊張感を指します。

     Their opposite personalities created
     tension in the relationship.
     正反対の性格が彼らの間に緊張感を生じさせた。

現在、ネットで「Japan」と「tension」というキーワードで検索すれば、尖閣諸島問題の記事ばかりが出てきます。尖閣諸島問題は、Tensionそのものです。

とにかく、英語の日常の使い方では、「tension」というのが楽しい状況を表す単語では全くありません。

そしてなぜ日本でそんな使い方になったかというと、音楽の専門用語からの影響らしいです。

音楽、映画、ダンス、ポエム、そして画法やデザインのさまざまなアートには、人間を感動させるために「緊張と解放」の繰り返しがよく使われています。
英語でいうと、「緊張と解放」が「tension and release」です。

「テンションが高い」というフレーズは特にギターのコードに関する話しからの影響らしいです。バンドがギターの「テンションコード」をよく使って聴く人を感動させると盛り上がるのだそうです。

それが一般の会話の中でも使われるようになり、話しが盛り上がることを指す意味になったみたいです。

しかし、日本語じゃなくて英語で会話をしている時、そういう意味の使い方は通じません。逆にみんなから心配や同情をされるでしょう!

Guitar Lesson - Tension Chords